月齢別 赤ちゃんの成長カレンダー

月齢別 赤ちゃんの成長カレンダー

生まれたての赤ちゃんは、一生の中で一番急激に成長します。

たったの3ヶ月で生まれた時の体重の約2倍にもなるという、トンデモナイ成長スピードです。

ここでは、成長していく赤ちゃんを月齢別にご紹介します。

ただし、赤ちゃんの成長の仕方も「人それぞれ」です。ご紹介している時期の内容に合っている子もいれば、そうでない子もいます。

あくまで一般的な成長カレンダーですので、それと自分の子が合致しないといって心配する必要はありません。

生後0ヶ月(基本はねんね)

生後0ヶ月の赤ちゃん

・生後0ヶ月(基本はねんね)

仰向けに寝て、顔は左右のどちらかを向いています。1日16時間以上眠っていて、最初は不規則だった睡眠時間も、だんだん規則的になってきます。起きているときの状態は「目を開けてじっとしている」「目を開けて活発に動いている」「泣いている」という3つの状態。寝ている状態は「熟睡中」「浅い眠り」「意識もうろう」の3つ。

生後1ヶ月(手足をバタバタ)

生後1ヶ月の赤ちゃん

・生後1ヶ月(手足をバタバタ)

だんだん表情が豊かになってきます。体重は誕生時より1kgくらい増え、ふっくらとしてきます。うつぶせ(腹ばい)にしてあげると、顔をどちらか一方に向け、頭をあげようとする動きも見せます。まだはっきりとした識別ではないですが、ママやパパの声で安心したりします。また動くものを目で追うなど視力にも発達が見られます。

生後2ヶ月(「あー」「うー」としゃべる)

生後2ヶ月の赤ちゃん

・生後2ヶ月(「あー」「うー」としゃべる)

視力がハッキリしはじめ、ママを見つめてにっこりしたり、音のする方を見たりします。「あー」とか「うー」といった声を頻繁に出し、あやしたときには声を出して笑うこともあります。睡眠も夜にまとまったものを取り始める赤ちゃんもいます。腹ばいにしてあげて頭を持ち上げるようになると、首がすわるのももう少しといったところです。

生後3ヶ月(ママと他の人の区別が)

生後3ヶ月の赤ちゃん

・生後3ヶ月(ママと他の人の区別が)

首がしっかりしてきて、早ければ首がすわる赤ちゃんも。体重は誕生時の約2倍、身長は10cmくらいアップしています。あやすと表情ゆたかに笑います。おもちゃを握らせるとしばらくの間握っていられるようになります。ママとその他の人を区別できるようになり、ママが特別な存在であることを認識します。頻繁に指しゃぶりをしますが、この時期は誰でもそうです。

生後4ヶ月(首がすわる)

生後4ヶ月の赤ちゃん

・生後4ヶ月(首がすわる)

このくらいの時期に首がすわる赤ちゃんが多いようです。たて抱きしても首がぐらつかなければ首がすわっていると見て良いでしょう。喜んだり不機嫌になったりと喜怒哀楽がハッキリし、個性的になってきます。首がすわると頭を動かせますので視野がぐんと広がります。早い赤ちゃんは寝返りを始めますので、ふかふかの布団や周囲のもので顔が埋もれないよう注意が必要です。

生後5ヶ月(そろそろ離乳食)

生後5ヶ月の赤ちゃん

・生後5ヶ月(そろそろ離乳食)

腹ばいになって、両手または片手で上体を持ち上げたまま長い時間維持したり、両手・両足を浮かせて飛行機のような動作をしたりして遊びます。近くにあるおもちゃを取ろうと手を伸ばしたりもします。この時期くらいから離乳食をスタートする赤ちゃんが多いようです。最初は離乳食を嫌がる赤ちゃんも多いので、まずは量を食べさせるよりも、楽しく食べられるように努めましょう。

生後6ヶ月(くるりと寝返り)

生後6ヶ月の赤ちゃん

・生後6ヶ月(くるりと寝返り)

この時期くらいには多くの赤ちゃんが寝返りをするようになります。後ろで支えたり、ソファによりかからせると、少しの間だけお座りができる赤ちゃんもいます。赤ちゃんの情緒を育てるために話しかけたり笑わせたりすることが大切です。離乳食はとくに理由がない場合は、遅くともこの時期には始めた方が良いでしょう。

生後7ヶ月(ひとりでお座り)

生後7ヶ月の赤ちゃん

・生後7ヶ月(ひとりでお座り)

不安定ながらもお座りをする赤ちゃんが多いようです。しっかりとお座りできるようになると、ベビーチェアにも座ることができます。おもちゃを舐めたり、たたいたり、放り投げたりとひとり遊びする時間も増え、なんでも口に入れるので注意が必要。人見知りをするようになる赤ちゃんもいます。この時期は「人まね」をして成長するので、色々と話しかけたり、何かするのを見せたりしましょう。

生後8ヶ月(上手にひとり遊び)

生後8ヶ月の赤ちゃん

・生後8ヶ月(上手にひとり遊び)

お座りが上手になります。好奇心旺盛でおもちゃだけでなく、リモコンやライターなどにも手を伸ばしますので、危ないものは手の届かない場所に置くようにしましょう。早い子はハイハイを始めます。下の歯が生え始める赤ちゃんもいます。テレビも大好きで声を出しながら見たり、画面に見入る子も。

生後9ヶ月(ハイハイでどこまでも移動)

生後9ヶ月の赤ちゃん

・生後9ヶ月(ハイハイでどこまでも移動)

多くの赤ちゃんがハイハイで移動するようになります。腹ばいの状態で手足を動かして「ずりはい」をし始めたら、あっという間にハイハイをするように。ハイハイの状態からものにつかまって、ひざで立ったりする子もいますが、まだまだ不安定な場合が多いようです。音楽やリズムにも興味を持つので、色々な音楽を聞かせてあげましょう。

生後10ヶ月(つかまり立ち、伝い歩き)

生後10ヶ月の赤ちゃん

・生後10ヶ月(つかまり立ち、伝い歩き)

個人差はありますが、つかまり立ちしたり、そのままちょっとずつ移動する伝い歩きをする赤ちゃんが多い時期です。ソファやお膳に上ったりするので、見ていて危なっかしいですが、むやみに全て禁止すると赤ちゃんの冒険心などが育ちませんので、危ないこと以外は暖かい目で見守りましょう。おもちゃを取り上げられると大泣きしたり、一段と感情が豊かになってきます。

生後11ヶ月(大人のマネ)

生後11ヶ月の赤ちゃん

・生後11ヶ月(大人のマネ)

伝い歩きよりも、ハイハイの方がスピードがあるため、伝い歩きができるようになってもハイハイで移動する赤ちゃんも多いようです。ご飯を食べる時に「まんまを食べようね」とか、犬の絵本を見ているときは「わんわん、かわいいね」と話していると、1つ2つと言葉を理解し始めます。離乳食ももうすぐ終わりにする時期が近づいてきます。

1歳(ひとりで立てます)

生後12ヶ月の赤ちゃん

・1歳(ひとりで立てます)

不安定ながらもつかまり立ちから、手を離して立つことがあります。すぐに尻もちをつきますが、慣れてくると手でバランスをとって立てるようになります。運動量が増え、赤ちゃんから幼児の体型になってきます。お昼寝はだいたい午後に1回取って、夜にグッスリと寝たりと、規則正しい生活をする赤ちゃんが多いようです。外で遊ばせる時は交通事故に気をつけて。

赤ちゃんから幼児へ

赤ちゃんから幼児へ

・赤ちゃんから幼児へ

1歳の頃には体重は生まれた時の約3倍、身長は約1.5倍にもなっています。この後は身長が伸びるスピードがあがってスマートになり、ますます幼児の体つきになってきます。遅い子はまだ歩き始めていませんが、あせる必要はありません。子供一人ひとりの成長にも個性があるということです。また、この時期は多少太っていても、運動量が増えて身長が伸びれば問題ないのですが、太った原因がおやつに甘いお菓子やジュースばかり与えているため、という場合は、そのまま肥満児になりかねません。赤ちゃんのときは、おやつも食事のうちです。甘いお菓子ばかりではなく、おにぎりや乳製品、果物、赤ちゃん用ビスケットなど、栄養があり、消化も良いものを与えましょう。

また、1歳になったタイミングで保育園に預けて職場に復帰するママも多いと思いますが、保育園に入れる前に各種予防接種を済ませておきましょう。

このページのトップへ