赤ちゃんとのお出かけ・外出・お散歩について

赤ちゃんとのお出かけ・散歩はいつから大丈夫?

赤ちゃんに可愛いベビー服を着せて、近所を散歩したり、あるいは公園デビューをする日もいつかは来るものです。しかし、赤ちゃんとお出かけ・外出をしていいのはいつからでしょうか。

目安としては、首がしっかりとすわってからというのが一般的です。赤ちゃんによって個人差があるでしょうが、3〜5ヶ月目くらいといったところでしょうか。

・生後 0ヶ月

月齢0ヶ月の生まれたばかりの赤ちゃんは、まだまだ身体がしっかりとできあがっていません。気温の変化への対応もまだ不完全です。また、いわゆる「床上げ」を済ませていないママの身体も万全ではない時期です。

この時期は、病院の検診や、どうしてもやむをえない場合以外は、母子ともに極力外出を控えたほうがいいでしょう。

・生後 1ヶ月目ごろ

1ヶ月検診などで病院行ったりすることを除けば、生後30日目ごろの行事「お宮参り」が、ママ・赤ちゃんともに初めてのお出かけという場合も多いでしょう。

この時期もまだ、母子ともに万全の身体ではありませんので、寒さ・暑さの対策や、紫外線対策にも注意して外出するようにしましょう。

1ヶ月を過ぎた頃ではまだまだ首がすわっていませんので、本格的な外出や散歩は避けるべきですが、庭やベランダに出て、外の空気に少しずつふれるようにするのはいいことです。

直射日光に当たらないように気をつけて、1位時間以内くらいの外気浴がいいでしょう。もちろん、雨風や、あまりに暑かったり寒かったりするときは避けましょう。

・生後 3〜5ヶ月目ごろ

赤ちゃんによって個人差はありますが、3〜5ヶ月めごろになると、首がしっかりすわってくるようになります。その頃になると、比較的安心して外出・散歩しても大丈夫になります。

赤ちゃんの行事的には、「お食い初め」が終わったあとくらいになるでしょうか。

ベビーカーや抱っこベルトなどを使って、2時間以内くらいの散歩がいいでしょう。

外出の際に持っていくといいものや、注意事項は後述します。

・生後 6〜12ヶ月目ごろ

この頃になると、赤ちゃんが、徐々に様々なものに対して興味を持ち始めます。そして、少しずつ体力もつき始めるころでもあります。

お昼寝などの赤ちゃんの生活のリズムをなるべく崩さないように注意しながら、可能であれば毎日同じ時間帯に、日に1、2回程度散歩をするといいでしょう。

お出かけ・外出・お散歩のときに持っていくべきものは?

ここでは、赤ちゃんとの外出・お散歩のときの持ち物について紹介します。

まずは抱っこ紐・スナグリ・スリング・おんぶ紐・キャリアなど。ベビーカーでの外出のときも、コンパクトに収納できるものを持っているのであれば、持っていっておくといいでしょう。何も使わずにただ抱っこしているだけでは、ママ・パパも赤ちゃんも疲れます。いろいろなタイプがありますので、自分に合ったものを選びましょう。

次にいろいろなベビー用品・グッズですが、ちょっと近所をぶらりと散歩という感じの外出であれば、何かあったらすぐに家に戻ればいいだけですが、本格的な外出のときは、必要なものを忘れないように気をつけましょう。

大きく分けると、ミルク・おやつ関係、オムツ用品、おもちゃなどといったところでしょうか。

必要量の粉ミルク、ほ乳瓶。授乳用のケープやカバー。おやつ、ベビーフード。

オムツ。ウェットテッィシュ。使用済みのオムツを入れるビニール袋。この頃では、携帯できるおしり洗い(携帯ウォシュレットのようなもの)もあるようなので、汚れがひどいとき用や、肌が弱くてウェットティッシュが使えない場合は、そのようなものを利用するのもいいかもしれません。

赤ちゃんがぐずったときのために、お気に入りのおもちゃなど。

何かのときのため、着替えも一組用意しておくといいでしょう。

タオル・ガーゼ類も忘れずに。また、バスタオルが一つあると、寒くなってきたときのおくるみに使ったり、授乳用のケープの代わりにしたりと便利です。

赤ちゃんとの生活を続けているうちに、何が必要で何は不要かなどがわかり、おのずとオリジナルの「お出かけセット」ができてくるものです。必要なものを揃えていく過程もまた、楽しみながらやるといいのではないでしょうか。

最後にもう一つ。外出・お散歩用の「お出かけセット」は、どうしてもそれなりの量になってしまうのは避けられないもの。長時間の外出となるとなおさらです。この頃では、おしゃれなマザーズバッグもたくさんありますので、それを持ってお出かけするのが楽しみになるようなバッグを探すといいかもしれませんね。

外出・お散歩するときに注意することは?

一番気をつけなければいけないのは、赤ちゃんは体力・免疫力などもまだまだ不十分な弱い存在だということを、しっかりと理解しておくことでしょう。近年では医学の発達や、栄養も十分に与えられるなどの理由で、昔に比べて赤ちゃんの死亡率も大きく下がっているなどして、ついついそのようなことを忘れてしまいがちです。

無理な外出はしない。長時間の外出は控える。戻ってきたらしっかり休ませる。などに気をつけましょう。外出や散歩中に、休憩も必要です。

暑さ寒さや直射日光、紫外線に注意するのはもちろんのことですが、人が多いところに行くのも極力避けましょう。赤ちゃんは、まだ免疫力がとても低いからです。そういう意味では、病院も避けたい場所の一つです。(もちろん、産婦人科や小児科への、必要とされる検診や通院は別です)

また、外出に車を利用する際は、必ずベビーシート・チャイルドシートを利用するようにしましょう。法律で定められているからとかではなく、何よりも大切な赤ちゃんの命や身体を守るためです。

それと、ただ車に乗っているように見えますが、赤ちゃんにとっては非常に疲れるものです。1時間に一度、10分程度の休憩を入れるのを心がけましょう。

散歩はもちろん、ちょっとした外出、遠出、旅行などは、外気に触れるという意味でも、赤ちゃんの好奇心を満たす意味でも、そして育児に疲れたママの気分転換としても、とても重要なことです。しかし、赤ちゃんは弱い存在ですので、何事も無理せず、赤ちゃんを中心としたスケジュール・予定を立てるようにしましょう。

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