生年月日が 2024年R06年10月14日月) であれば
お七夜・命名式は 2024年令和06年 10月20日日 ごろ

お七夜(おしちや)とは

現在のように医療技術が発達していないなどの理由から、昔は生まれすぐの赤ちゃんが亡くなることは珍しくなかったようです。

そのようなこともあってか、古来より、生まれてから6日目までは、赤ちゃんの生命は産土神(うぶすながみ・うぶのかみ)に委ねられ、生後7日目でようやく人間の子供として認められると考えられてきました。

そこで、無事生後7日目を迎え、人間の子供として認められたことを祝い、家族や親戚等を招き、盛大にお祝いをしたのが「お七夜」の由来です。

古くからある行事の多くがそうですが、具体的にどのように行事を執り行うかは、地域などによって差があったり、そこそこのしきたりがあったりするものです。詳しいことがわからない場合は、家族と相談して決めるといいでしょう。

大切なのは、出産が無事に終わったことと赤ちゃんの誕生を祝う気持ちなので、あまり細かいことに気にしすぎず、お祝いの気持ちを大切にすればいいのではないでしょうか。

写真撮影も忘れずに

また、現在では、ママと赤ちゃんの退院が、だいたいこれくらいの時期になることが一般的なのと、ママの体調もまだまだ万全とはいい難いので、家族だけでお祝いすることも珍しくないようです。

赤ちゃんのお披露目、盛大な宴を催すのは、ママの体調・生活も落ち着いてからでも、現在では特に失礼に当たるとされませんので、後日、日を改めてからでもいいでしょう。

お七夜で一般的に行われることは、命名書を神棚や床の間に飾ったり(次に詳しく書きます)、赤ちゃんの写真を撮ったり、手形や足形をとったりします。

繰り返しになりますが、母子の体調も万全ではなく、新しい生活が始まったばかりの頃になりますので、無理せずできる範囲で行うといいでしょう。

用意する食事・祝い膳も、尾頭付きの鯛やお赤飯などの、お祝いにふさわしい料理を用意するのが通例の一つではありますが、ママの身体のことを考慮すると、出前やルームサービス・ケータリングサービスなどを利用するのも一つのアイデアだといえるでしょう。

頑張ったママへのねぎらいと感謝の思いを込めて、ママの好きな料理を揃えてあげるのもいいかもしれませんね。

命名式・命名の儀とは

古くは、生後7日目にお七夜のお祝いの宴を開き、その席で赤ちゃんの名づけ・命名をしお披露目したようです。そのことから、生後7日目のお七夜のことを、別名で「名付け祝い」とも呼んだのだそうです。

その儀式のことを、「命名式」「命名の儀」といいます。

現在では、決まった赤ちゃんの名前を「命名書」に書いて、神棚や床の間にお供え・飾るのが一般的です。しかし、近年は、神棚や床の間がない家のほうが多いともいえるでしょう。そのような場合は、鴨居や壁などの目立つ場所、あるいはベビーベッドの枕元に飾るのもいいでしょう。

なお実際には、役所に提出しなければならない出生届けは、生後14日目までとされていますので、必ずしもこの時期に赤ちゃんの名前が決まっているとは限りません。

命名式をしなければならないから、命名書を書かなければならないからといって焦って名前を決める必要はありません。

赤ちゃんの名前はその子の一生に関わるとても重要な事柄です。焦って急いで決めるようなことはせず、夫婦二人で一生懸命考えてあげるのもまた、赤ちゃんに対する何よりもの愛情といえるのではないでしょうか。

命名書の書き方

命名書の書き方は、正式には奉書紙を用意し、上記の図のように書きます。また、上記の例以外にも、奉書紙を二枚用意して一枚を上包みにするやり方もあります。

地域によってなど、書き方には違いがあるかと思われますので、わからない場合は、両親やおじいちゃん・おばあちゃんに尋ねてみるといいでしょう。

また、命名書の書き方には、半紙を用いた略式のものもあります。

命名書の書き方(略式)

母子ともに新しい生活が始まったばかりの頃であり、それほど神経質に形式にこだわる必要はないと思われますので、無理せずに自分たちにできる範囲の、自分たちのやり方でやるのも問題はないでしょう。大切なのは気持ちです!

奉書紙をはじめ命名書の用紙は、文房具店などで市販されています。近くに大きな文房具店がないようであれば、インターネットでも様々なタイプの命名書が販売されています。

また、命名書のテンプレートも、インターネットでダウンロードも可能です。それらを利用するのもよいのではないでしょうか。

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